大和ロケセット@尾道

大和ロケセット


映画『男たちの大和』尾道ロケセット公開情報!
「大和」に会いに行く旅 前編・尾道


毎週木曜日休業なので注意.JR 尾道駅から駅前のフェリーで行くのが安定.ロケセット乗艦チケットは 500 円.尾道から会場の向島へ渡るには通行料が必要(普通車で尾道大橋新尾道大橋を渡るのも人がフェリーで渡るのも片道 100 円.軽自動車は 50 円)だが,尾道駅みどりの窓口でチケットを買えば同じ値段でフェリー往復料金込みとなる.また,車で行くと駐車料金 200 円も必要な上,入場者が多い時期に車で橋を渡る場合,橋にたどり着く前から渋滞する.ちなみに,この日は橋が渋滞したらしい.
向島のフェリー乗り場からロケセットへは無料のシャトルバスが運行されており,普段は徒歩での移動を禁止されている(造船所の迷惑になるから?).この日はバスが鬼のように混んでいた(正月だから帰省客が多いのだろうか?)ため,流石に徒歩での移動が許された.フェリーに乗っているとロケセットを通り過ぎ,フェリー乗り場からかなり近い位置にあることが分かる.実際,歩いても10分と掛からない.

ロケセットの前に折り返した人の列が見える.ロケセットはすぐ隣が造船所(日立造船向島工場)なので,造船ドックや巨大なクレーンも見える.まずは艦首の菊花紋章の閲覧.ここまではチケット不要.艦首の前で海軍帽を被り敬礼するところを個人のカメラで写真に収めてくれるサービスがあり無料.同時に一眼レフで撮ってくれる写真を買うことも出来るが,こちらは 1000 円とちょっと高い.関係ないけど,ザフト式の敬礼は海軍式と同じ(脇を締める)らしい.

ロケセットに乗艦.チケットはここでも売っているが,既に買っているので関係ない.ロケセットにはもちろん艦橋はない(ロケセットのパンフには,「上の写真とロケセットは一部異なります。」と書いてあるが,CG では艦橋が目立っているので実際はかなり違う).ロケセットで金属に見える部分は木の板で,質感を塗装で再現しているっぽい.叩いてみると分かる(叩くなと書いてあるが…).武装などは左舷に再現されており,右舷にはほとんど何もない.主砲はスチロール製らしい.材質の強度の問題で実物よりやや小さいとのこと.再現されている部分は比較的出来がよい.再現されていない部分はだだっ広い床が目立ってさびしい.機銃は本当に金属で出来ているっぽい.映画で実際に稼働させている部分だからか.順路の終わり辺りで,ロケセットの中身が空洞になっているのが見える.鉄筋でくみ上げられた台座の上にロケセットが乗っているらしい.

ロケセットを下りると,資料館,土産屋,食堂となっている.寒いのに露店でソフトクリームを食べていた人がかなりいたのが衝撃的だった.資料館は撮影禁止.そんなに広くない建物の一室が資料館となっている.中には,劇中の小道具(劇中の女の子の絵画,紙幣やたばこ,制服など.劇中で読まれた文書もあったが,ひらがな混じりで書かれていたような…),大道具(烹炊所の大釜,新兵のハンモック,古びた郵便ポストやバス停,当時風のポスターなど),映画の説明(キャラクター説明,出演者のコメント,ロケ地の説明)などがある.

プロジェクタで映画のメイキング映像も上映していた(DVD などに収録されるのだろうか?).パイプいすがいくらか用意されていたが,広くない一室に大勢が押しかけていたので立ち見.メイキングなので合成前の映像を見られるけれど,実際に派手に火薬を使っている.炎上シーンは本当に炎を上げている.機銃の銃口からは本当に火花が出ている.銃声は撮影中に鳴らしているみたい.水兵が火だるまになるシーンは本当に役者を火だるまにしてカット後に消火している.黒煙は外から扇いで,海の水しぶきはホースを使っている.艦の装備が落下するシーンは本当に落下させて撮影している.役者はよく上を見上げる演技をやっていたが,これは合成前なので本当は何もない.

食堂では食べずに帰ったので状況はよく分からない.メイキング映像の部屋から戻るときに見えるが,カレーは実際に鍋で作っていたのでレトルトではないらしい.