エアコンの暖房

/.J より.


エアコンの暖房は外部から熱を汲み入れる方式のため,消費電力以上に部屋を暖めることが出来る.原理はカルノーサイクル

Q ≦ W × T1 / (T1 - T2)

で,外気温 0 ℃ (T1 = 293.15 K),室温 20 ℃ (T2 = 273.15 K) の状態で,消費電力 1kW につき理論値 14.7 kW の熱を室内に取り込めることになる.この 14.7 という値を COP (coefficient of performance,成績係数) と呼び,実際の値はロスのため小さくなる.
最近のエアコン暖房では COP = 6 強となっているらしい.この値は外気温 7 ℃として測定しているらしく,外気温が低くなるほど小さくなる.