私立中入試算数 問題文に問題あり あり得ぬ設定多数

Sankei Web

「割合」の単元では、食塩水を題材にした問題で、塩は百グラムの水に最大二八・二グラムしか溶けないにもかかわらず、食塩水の濃度を30%以上と設定している問題があり、中には40%以上と設定している部分もあった。

つまり,通常,食塩水は 22 %程度のものまでしかあり得ないということか.知らないとうっかりやってしまいそうだなあ.

追記 2005/06/13

http://d.hatena.ne.jp/claw/20050613

食塩水の飽和水溶液の濃度は、気温100℃でおよそ28.2%。
つまり100グラムの食塩水は、71.8グラムの水に28.2グラムの食塩水が溶けていることになる。
では100グラムの水には食塩はいくら溶けるか?
食塩をxグラムとすると
x÷(100+x)=28.2÷100
という方程式を解いて、x≒39.3グラム。
つまり「塩は百グラムの水に最大三九・三グラムしか溶けない」が正解。

どうやら,産経新聞の記事は間違いで,実際は「飽和食塩水の濃度が 28.2 %」であるらしい.28.2 %の食塩水は 100 g の水に 28.2 g の食塩が溶けていると勘違いしていた模様.
実際,「食塩 飽和水溶液 濃度」などの検索語でぐぐると,各所で 22 %を超えた食塩水が出てくる.

なるほど、産経新聞社の学力低下は深刻だ。

藁.