Gentoo Linux

  • 導入

R3 に Gentoo Linux をインストールする.
GRUBWindows XP とのデュアルブート構成にする.
手順は GentooJPインストールガイドに従う.
LiveCD をダウンロードして,ステージ 2 から始める.

インストール前の時点で

/dev/hda1 WindowsXP, NTFS, 8GB
/dev/hda2 データ用, NTFS, 18.2GB
/dev/hda4 リカバリ領域, FAT32, 3GB
空き領域 8GB

という状況だった.
とりあえず hda3 を拡張パーティションにして,

/dev/hda5 /boot, ext3, 64MB
/dev/hda6 swap, 128MB
/dev/hda7 /, ReiserFS, 残り全部

とした.
swap はどこかのサイトで 128MB で十分とか書かれていたから,とりあえず 128MB にしておいた.

(注意:
 パーティション操作の前に C:\util\oxp\tools\showRHDD.js でリカバリ領域を可視化しておくこと.
 不可視状態のリカバリ領域はパーティション操作ツールから free 領域と見なされるので,誤消去の可能性がある.
 )

  • ステージ 2 の圧縮ファイル

R3 の CPU は Pentium M 1.1GHz.
LiveCD の中には x86, i686 用の圧縮ファイルしかないので,
links で Pentium 4 用のファイル (stage2-pentium4-2004.2.tar.bz2) をダウンロード.
ちなみに,x86x86 系全般,i686 はそのうち Pentium Pro 以降の CPU に最適化されているらしい.

手動で適当に日本のサイトを選ぶのが無難.
自動で選択すると,全部のサイトの速度調査をしようとして非常に時間が掛かる上,今回,なぜか make.conf が壊れた.

  • emerge sync

結構,時間が掛かる.
待っている間におかずの用意ができる.

  • emerge -u system

ステージ 2 の醍醐味.
3,4時間掛かる.
ここでの最適化が期待できないなら,こんなに時間掛けてないでステージ 3 から始めるのが無難かも.

  • genkernel

インストールガイドのように引数なしでは起動できない.

# genkernel all

として実行する.
1時間弱掛かる.
今回,kernel, initrd のファイル名は,

/boot/kernel-2.4.26-gentoo-r9
/boot/initrd-2.4.26-gentoo-r9

となった.
genkernel のログは /var/log/genkernel.log にある.

  • /etc/modules.autoload.d/kernel-2.4

LAN カード(Realtek RTL8139/810x)のドライバとして 8139too を追加する.

  • /etc/rc.conf
KEYMAP="jp106"
CLOCK="local"

に変更する.

kernel, initrd のバージョンは genkernel のところで書いた通り.
kernel のオプションとして,

root=/dev/ram0 real_root=/dev/hda7 init=/linuxrc ramdisk=8192

(hda7 は / のパーティション
フレームバッファを使用する場合は,さらに

vga=0x317 splash=verbose

を追加する.
/var/log/genkernel.log の最後あたりに指示が出ているはず.

  • 最後の etc-update を実行したとき

/etc/DIR_COLORS について何か聞かれる.
とりあえず -3 (to auto merge all remaining files) と答えておいた.
ステージ 3 から始めたときは出なかった気がする.

  • インストール後,起動時

8139cp と intelfb のモジュールのロードに失敗しているらしい.
dmesg コマンドを実行して,実行結果を読めば分かる.